「人は自分の地図やものさしによって、いろいろな情報を自分風に感じ取るものである」
たとえば、仕事上、なにかトラブルになるようなことがあったとします。
係わっていた人がA・B・C と三人いたとして、ひとつのトラブル(=出来事)に対する
三人の感じ方は同じではないでしょう。
だいたい同じでも、ぴったりと同じ、というのはあまりないと思います。
Aさんは、「こっちの人が悪い!だから相手は不愉快になってこんなことになったんだ!」
・・・と、思い
Bさんは「相手が無理難題言ってるよ~、こっちの人は気の毒に、まきこまれたんだな~」
・・・と、思い
Cさんは「相手とかこっちとかの問題ではなく、そもそもこのグループ全体がタイムマネジメントできていないんだよ」
・・・と、思い。。。。
こんな風に、ひとつの出来事だけでも、人によって見方も感じ方も変わったりします。
そしてそれは、誰が正しいとか間違っているとかいうものでもないのです。
つまり、人は、それぞれが自分なりに正しいと信じ、愛用している地図やものさしで
物事を判断していくのだな~ということです。
自分は自分の愛用のものがお気に入りだし、信頼しているし、でも。。。。
仲良しの友人だって、兄弟だって家族だって、それぞれ「私だけの」ものを
もっているのだから、物事の感じ方やとらえかた、は、千差万別になってくる
わけですよね~。
どうして私の主張をわかってもらえないの?! と、いらいらする前に
「あ~地図、完全に違うものつかってるのね~~」 と、考えると
しょうがない、という気持ちにもなれるというものです。
時には自分だけのお気に入りからちょっと離れて、
ほかの地図だったら、どうなっているだろう。。。ということを、ちょっと考えて
みるのも”余裕の行動”ですよ♪
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